スポーツボランティアサミット報告 ~東京2020へ向けて
1月27日(土)、東京・日本財団ビルにて開催された「スポーツボランティアサミット」に参加してきました。
誰もがスポーツを楽しむ共生社会に向けて~障害者スポーツのボランティア~というタイトルがついており、障害者も含め誰もがスポーツを楽しむ上で、どうボランティアが関わっていくのか、スポーツが障害者の人生にどう影響していくのか、といった内容がメインテーマでした。
基調講演を行ったマセソン美季さんの「障害者である自分は、カナダにいる方が日本にいるよりずっと居心地がいい。多様性のひとつとして障害を持っている自分が認められている」といった言葉はズシリと心に響きました。日本は「違うこと」に関して不寛容な面が多々あると思います。私たちボランティアから、少しずつ意識を変えていかねば、ですね。
パネルディスカッションでは、福島県障害者スポーツ協会の増子恵美さんも登壇し、福島の事情も詳しく話されました。とても頑張っておられますが、県域も広く、苦労もたくさんあるようです。私たちボランティアにできることはないかと考えさせられました。
また、今回は2つの大学の学生が、台湾で開催されたユニバーシアード大会で「勝手にボランティア」してきたという楽しい報告もありました。若い世代がスポーツボランティアにもどんどん入ってきていること、とても頼もしく感じました。
また、ちょうどこの日、東京2020組織委員会より、ボランティア募集に関して、新しい情報が発表されました。
今回の発表でわかったのは、
・ボランティアの募集開始が2018年9月中旬
・2019年2~7月に面接
・面接会場の一つに、「福島」が明記されている
などの点です。また、組織委員会の方からこんな言葉もありました。
「ボランティアは9万人と言われてましたが、大会ボランティアだけで8万人、都市ボランティアが3万人、現時点で11万人くらいにはなる予定です」
実際のところ、まだまだ不確定な部分が多いようですが、それでも着実に動き始めています。
私たちも情報をきちんととらえ、お伝えしていくよう、引き締めていきます!
福島のみんなでこの「復興五輪」に対してできることはないかも、しっかり考えていきましょう。